弘前観光 弘前城と岩木山での岩登り

青森県といえば、青森市と思いがちですが、実は県庁所在地は弘前市なんですよね。

青森駅前もかなり賑わっていただけに、なぜ弘前市が県庁所在地になったかについては疑問です。

ただ、青森市と弘前市では町の雰囲気が180度くらい違います。

個人的には弘前市のレトロな雰囲気の街並みがとても好きです。

青森駅から電車で弘前駅までは約43分で行くことができます。

運賃は670円です。

JR奥羽本線の普通列車で行くことができます。本数が1時間に1本くらいなので電車移動の場合には、注意が必要ですね。

藤田記念庭園と弘前城

弘前観光では、弘前城へ行く前に、まずは藤田記念庭園へと向かいました。

弘前駅から歩いて20分程度でしょうか。

弘前から弘前城付近までは近代的な街というよりは、ところどころ昔ながらの雰囲気が残っているので、歩いて見るのもオススメです。

また、コーヒーショップが多いのも特徴ですね。弘前のコーヒーは美味しかったです。その話はまた別の機会に。

藤田記念庭園は入って左側に有名な喫茶店があります。

この喫茶店では、藤田記念庭園を眺めながら、美味しいアップルパイとコーヒーをいただくことができます。

アップルパイは弘前の有名なお店の中から選ぶことができるので、アップルパイ巡りができない方にもオススメですね。

藤田記念庭園を入って右側に受付があり、そこでチケットを買うと、庭園の中に入ることができます。

ここは、弘前市出身で、日本商工会議所初代会頭の藤田謙一さんの邸宅です。

一見わかりにくいのですが、2段階形式になっており、とにかく広い。

個人宅のレベルではないです。総面積は約2万1800平方メートルもあるそうです。すごいですよね。

この庭の散策をしながら、デートするのも良いですね。

外が気にならないような作りになっているので、都会の喧騒を忘れて日本式の庭を楽しむことができます。

そして、藤田記念庭園の庭を散歩した後は、弘前市の定番とも言える弘前城です。藤田記念庭園の目の前にあります。

私たちは上の写真の追手門から入りました。いくつか門があるのですが、この門も素敵です。この弘前城は国指定重要文化財になっている由緒正しい建造物です。

天守閣は、現在石垣工事のため、移されています。

地面の上で柵に囲まれた天守閣というのも珍しいですよね。

場所が移されてはいるものの、天守閣に登ることはできます。

階段が急で登るのには苦労しますが、天守閣の上から眺める弘前市は素敵です。

また昔ながらの天守閣というのは風水的にもエネルギーをもらえる場所らしいので、できれば午前中に登ると良いらしいということで、午前中に張り切って登ってきました。

この弘前城のある弘前公園ですが、とにかく広いです。

桜祭りの時期の堀を埋め尽くす桜が超人気ですが、桜祭りが終わった後だったので、それほど人も多くなく、快適に観光することができました。

桜祭りの時期は人が多すぎて、地元の人はいかないそうです。

歩くのも渋滞、道路も渋滞と大変らしいです。それほど、綺麗だということですね。

仲町伝統的建造物群保存地区とねぷた村はオススメ!

弘前公園の北門から出て道を渡ってすぐの場所にあるのが、仲町伝統的建造物保存地区です。この観光スポットがかなり良かったので、ぜひ歩きで見学して欲しいです。

ここは江戸時代に津軽藩の城下町として栄えた弘前で、追手の守護のために藩重臣の指定を配置した場所です。江戸当時の建物や外観がそのまま残っているので、歩くだけでも歴史を感じます。

さらに4件の武家屋敷が残っており、一つ一つ中に入って見学することもできるのです。

まず訪れたのが、旧笹森家です。

中級の武士が住んでいた家ですね。

この地域にある4つの住宅には一人一人案内の係りの方がいて、歴史について教えてくれるのです。

あまり観光客も来ないようで、じっくりと話を聞くことができました。

中には当時使っていたであろう、戸棚や箪笥などが置かれています。

また家の作りも、雪の多い東北地方ならではの作りが随所に見受けられ、勉強になります。

屋根が高く傾斜が急になっているのも雪国ならではですね。

旧伊東家は、御典医の家だったと言われている家です。

上の写真は旧梅田家です。唯一の茅葺き屋根の家で、中がとても薄暗いのも特徴です。

そして最後に訪れたのが旧岩田家です。

旧岩田家は昭和50年頃まで人が住まれており、当時のままの住居が残っています。

井戸や土間などもそのままに、また昭和50年頃まで人が住んでいただけに、江戸時代と比べると少し近代化されたリフォームがされているのも、リアルな歴史を感じます。

一つ一つの家で、係りの方が詳しく説明してくれる素晴らしい観光スポットでした。

私たちが訪れた時は、誰ともすれ違うことがありませんでした。

穴場かもしれませんが、オススメです。

そして、この旧岩田家から歩いて少しのところにあるのが、「ねぷた村」です。

ねぶた関連の施設には青森、弘前、金木といくつも行きましたが、この「津軽藩ねぷた村」が一番良かったので、オススメしたいです。

津軽藩ねぷた村は、弘前城の近くにあり、観光バスもたくさん停車しているので、わかりやすいです。

見学料は一人550円ですが、それ以上の価値があるので、ぜひ入ってみることがオススメです。

青森のねぶたは立体的で迫力のあるねぶたが特徴ですが、弘前のねぶたは奥義の形をした面のねぶたが特徴です。青森では地域によってねぶたの特徴が異なるのですね。

ねぶたの前面には力強い絵が描かれ、後面には美女や幽霊の絵が描かれるのが特徴だそうです。

このねぶたの絵の特徴や、地域による掛け声の違いなど、詳しいことを入ってすぐの場所でスタッフさんが教えてくれます。

またその場で太鼓を叩き、笛を吹き、まるでねぶた祭りのような雰囲気も味わわせてもらえ、さらには太鼓を試しに叩かせてまでくれるのです。

太鼓のバチひとつとってみても、地域によって違うのも面白い特徴です。

こうやってねぶたの体験ができるのは、この「津軽藩ねぷた村」だけです。

「津軽藩ねぷた村」では、ねぶたのデザインや歴史などを学ぶこともできます。

そして出口付近では、津軽三味線の生演奏を聴くことまでできるのです。

さらには、工房まで設置されており、津軽塗りやこぎん刺しなどの伝統工芸品を作成している職人さんがいます。その場で作品を買えるのはもちろんですが、伝統工芸品に関する質問などについても丁寧に応えてくれるのも嬉しいです。

私は特に津軽塗りの美しさに見とれてしまいました。

こんな素敵な食器でコーヒーを飲んだら美味しいだろうな、こんなデザインのアクセサリーがあったらいいな、など興奮してしまいました。

外にあるお土産エリアには、焼きたてのおせんべいも売っていました。

ピーナッツ入りだけでなく、くるみ入りなどもありました。焼きたてのせんべいって美味しいですよね。1つから買えるのが嬉しいです。

お寺は行かなくてもいいかな・・・

「津軽藩ねぷた村」を見学し、大満足した後、「津軽藩ねぷた村」の前のバス停から出ている弘前市内の循環バスに乗り、「長勝寺」へと訪れました。

ここはたくさんのお寺が立ち並んでいる場所です。

歩きで来ると少し遠いので、バスか自転車がオススメです。

上の写真が長勝寺です。人が全くいなかったので、静寂のお寺という雰囲気でした。

この鐘が重要文化財のようです。

お寺の中に普通に家が建っているので、人の家に入ってしまったような若干の気まずさがあります。

長勝寺の見学を終えた後、徒歩で最勝院五重塔へ向かいます。

歩いて15分程度だったと思います。

上の写真が最勝院です。こちらも訪問客はほとんどいなく、静かな寺院でした。

入ってすぐの場所にいる金剛力士像の修復のための寄付を募集していたので、お賽銭を入れます。

その後も鐘をつくのは1回200円、他にも多々、何をするにも1回いくらのお賽銭をお願いしますと書かれています。確かに寺院の存続にはお賽銭が必要ですが、商売っ気がありすぎるように思えて、途中でなんとなく見学はもういいかなという気持ちになってしまいました。

こちらが有名な五重塔です。

弘前市については、残念ながら寺院の良さはあまりわからなかったです。

岩木山で山登り、いや岩登り

弘前観光でのオススメは、個人的には弘前城、仲町伝統的建造物群保存地区、津軽藩ねぷた村ですが、少し弘前駅からは離れますが、岩木山への観光もかなりスリルがあり、印象的だったので紹介します。

岩木山へは弘前駅の近く(ヨーカドーの裏)にある弘前バスターミナルからバスで行くことができます。

上の写真が弘前バスターミナルです。長距離バスの場合には、ここから出ていることが多いです。

岩木山へのバスは1時間に1本程度しかないので、事前に時刻表の確認をするのをオススメします。

弘前バスターミナルでは、岩木山への往復のチケットを買うことができます。

8合目までいくシャトルバスまでついて往復2500円です。普通に払うと4000円くらいするので、かなりお得なチケットです。

岩木山へ行く際には買うのが絶対にオススメです。

チケットを購入した後、大きな荷物をコインロッカーへ預けます。私たちはバックパックスタイルで旅行に行っていたので、5kgを超えるリュックを背負っていました。流石にそれを背負って岩木山に登るのは辛いですよね。

コインロッカーは大きさにより値段が異なりますが、30Lのバッグ2個であれば、中サイズの300円のロッカーへ納めることができました。

この日は9:10弘前バスターミナル前発車のバスに乗ることに決めました。

さて、バスの発車まで時間があるなぁということと、朝食を食べていなかったので、お腹が空いたなということで近くで朝食を調達することにしました。

弘前バスターミナルの目の前に、虹のマートという建物があり、そこに入ることに決めました。

ここは朝の8:00から開店しているのですが、入ってびっくり。ここはスーパーマーケットではなく、市場です。

大きな場内を小さな店舗が所狭しと並んでいます。

その中にはお寿司屋さんもあったのですが、巻き寿司やおいなりさんを売っているお店があったので、そこで朝食を買いました。

マグロのたたきの巻き寿司と納豆巻きです。140円と120円。すごく安いのです。

しかもこの虹のマートには、その場で食べられるスペースもあります。

朝から贅沢に巻き寿司を美味しくいただきました。お店の作りたてなので、とても美味しかったです。

お腹を満足させ、9:10発のバスに乗りましたが、この日は途中で渋滞に巻き込まれます。

岩木山へ行く観光客の渋滞かと思いきや、そうではないのです。

この日は年に1度のクラフト祭が行われていたようで、すごい道路渋滞でした。

8合目まで行くシャトルバスの発車時刻を1時間以上過ぎてしまったのです。

岩木山の8合目へ行くには岳温泉でバスを乗り換える必要があります。まさか次のバスを2時間待つなんてことは・・・と戦々恐々としてしまいましたが、バスの運転手さんが事前に連絡をしていてくれたようで、8合目まで行くシャトルバスが待っていてくれました。

とてもありがたいですね。

順調にいけば、弘前駅から岳温泉までは1時間強。

岳温泉から8合目までは30分ほどで到着します。

上の写真が8合目から見たリフトです。

8合目から9合目まではリフトで移動するのです。

朝購入した往復チケットを持っているとリフト券代も安くなります。900円のところを500円になるのです。激安ですよね。

リフトに乗ってみると、見晴らしはとても良いのですが、「高くて怖い」のです。

自分が高所恐怖症なのに、どうしてこんな山に来たのかな、なんて反省していました。

岩木山をちょとしたハイキングができる丘程度に考えていたのですが、そんな甘い考えが間違いだったということをこの日に思い知ったのです。

リフトで9合目まで上がると、そこの標高は1470mです。この日は夏日でとても暑かったのですが、流石に9合目まで来ると少し寒いです。

岩木山ってどんな山かな?岩がたくさんって聞いているけど、と周りを見渡してびっくり。看板の後ろに見える、ほぼ緑が見えないゴツゴツとした山が岩木山です。

え?あそこって登れるの?

というのが最初の疑問でした。

とりあえず登ってみて、ダメなら引き返そうという軽い気持ちで登山を開始。

この日の私の格好は、長袖、フリース、ジャージのパンツ、スニーカー(運動用ではなくファッション性の高いもの)、そしてエコバッグでした。

この格好はかなりオススメできないです。

上の写真のように岩木山は岩でできているからです。

ゴツゴツした岩を時に手で岩を掴みながら慎重に登ります。

途中、雪が残っている場所もありました。

リフトを降りた9合目から頂上までは片道40分程度の道のりです。

途中までは、岩といってもそれほど大変でもなく、多少息が切れる程度だったのですが、半分を通過し、最後の山登りになった時に、ここに来たことを後悔しました。

これが頂上までの最後の半分の岩登りです。もはや山登りではなく、岩登りなんです。

これが想像以上に傾斜が急ですし、岩しかないので、ファッションスニーカーだと少し滑るんです。手すりなどももちろんない。肩にかかっているエコバッグが風になびいて帆みたいになり、吹き飛ばされそうになりました。

かなり風が強くて、普通に立っているだけでも飛ばされそうです。

そして歩く場所から少し外れれば、崖。

こんな危険な場所は、こんな軽装備で来てはいけない。

自分たちの行動をすごく後悔しました。

とにかく常に手は岩を掴み、足場は滑らないかを確認しながら一歩ずつ進みます。

傾斜が急なので、少し登るだけでも息切れします。

頂上へたどり着いた時には汗だくでした。半分は冷や汗でした。

上の写真が岩木山の頂上にある鳥居です。

神社もあったので祈りました。無事に降りられますように、と。

とはいえ、頂上は狭いですが360度パノラマで風が強いことを考えなければ、絶景なのです。

頂上では鐘を鳴らすこともできます。

すごく綺麗に街並みが見えます。岩の向こう側へ落ちたらと思うと端へは寄れません。

写真下の岩場が足元です。結構命の危険を感じる場所だとお分かりいただけるかと思います。

帰りも崖を転がり落ちないように一歩一歩「命大事に」と思いながら降りました。高所恐怖症の私は、完全に腰が引けていたと思います。

帰りの9合目からのリフトではぐったりしていました。

もう恐怖が麻痺して、リフトごときでは高い場所が恐いなんて思いません。

素人が軽い気持ち、軽い装備で来てはいけない場所。それが岩木山です。

とにかく格好については、気をつけることをオススメします。

できればトレッキングシューズ装備。(サンダルで行く人がいるという記事を読みましたが、死にに行くようなものです)。

両手はあくようにリュック装備。

そしてできれば軍手を持っていると良いです。安全のため岩を掴むのですが、岩がゴツゴツしていて痛いです。

この日の岩木山の登山は冷や汗で終わり、私はその日の夜に岩木山で転落しそうになる悪夢を見てうなされました。

人間は自然には勝てません。