今回の沖縄旅行では、「沖縄の北部へ行ってみたい!!」と思っていました。
というのも、沖縄県は首都の那覇市が南部、第二の都市と言われる名護市が中部にあります。
観光地も南部には首里城やひめゆりの塔、斎場御嶽(せーふぁうたき)など、有名な場所がたくさんあります。
中部には美ら海水族館や海中道路、アメリカンビレッジなど、こちらも有名どころが揃っています。
一方、北部には観光地らしい観光地はなく、どちらかといえば自然を楽しむ場所ばかりなのです。
沖縄もすでに4回くらい来ており、一通り観光地は回っています。
そうなると、自然に囲まれた集落がたくさんある北部が気になってくるんですよね。あとは小さい島も気になりますが、それは次回・・・。
ということで、今回の沖縄旅行の一番の目的は北部の大自然やんばるを存分に楽しもう!というものなのです。
まずは最北端の辺戸岬へ
那覇市で1泊した後、まずは最北端に辺戸岬へ行くことに決めました。最北端から南へ戻ってくる旅のルートです。
那覇市の中心街から辺戸岬までは車で約2時間と少しくらい。
意外と近いのですよね。
沖縄の高速道路は南部から中部まで(許田IC)しかないので、中部の許田ICからは一般道で北上します。
私が1泊目で泊まっていたCabin Hibissは牧志駅の近くです。
更に、レンタカーを手配したDHレンタカーも牧志駅の近くだったので、牧志駅から西原ICで高速道路に乗り、許田ICまで行くことにしました。
大型連休中というわけでもなかったので、道は特に混んでおらず、スムーズに許田ICまでたどり着くことができました。西原ICから許田ICまでは40〜50分ほどでしょうか。
一般道や高速道路で周りを見渡しても、レンタカーばかり。
沖縄はやっぱり、観光地だよね!と感心しながら運転しておりました。
許田ICから辺戸岬までは一般道を通るのですが、海沿いをひらすら北上します。
海沿いなので晴れていれば海も景色も素敵ですが、あいにく運転手だとよそ見運転もできません(残念!)
そして北へ行けば行くほど、車が少なくなり、そしてコンビニエンスストアなどのお店も少なくなります。
途中で道の駅などで寄り道をしながらゆっくりと辺戸岬へ向かいました。
沖縄の南側に位置する那覇市から、最北端まで車で移動すると、到着した時にはなぜか達成感が湧いてきます。
久しぶりに車を長時間運転したからなのか、道がほぼずっと直線だからなのか、意外と疲れていました。
やっと訪れた最北端の辺戸岬。
正面を見れば海が見えます。
ここが終点なんだなという気持ちになります。そして一面、草、原っぱです。
道はありますが、原っぱです。
周りに生えている草が、東京では見ないような草ばかり。なぜか棘のような触ると棘がある草まで生えていました。
海からの潮風にさらされているから植物も強いのでしょうか。なんだかすごく生命力を感じます。
こういう広い原っぱと海を見るだけで、癒されます。自然を感じるのですよね。
不思議です。
海に落ちては危ないので、あまり端には近づきませんでした。
気持ちの良い強い風が吹いて爽快な気持ちになります。東京で感じていたストレスを風がどこかに運んでくれる気持ちになりました。強い風って大好きなのです。
海の水もとっても綺麗です。
ブルーとグリーンの混ざった自然の美しい色です。
海って本当はこんなに綺麗なんだな、と沖縄に来るたびに感じます。
海の水に触れるほどは近くに寄れないですが、岬なので海に囲まれているというのは本当に気持ちが良いです。
波で岩が削られるのか、この先には進めないなという場所がたくさんあります。
結構足場が悪い場所もあるので、スニーカーで行くのがオススメです。
海によって削られた岩場も神秘的で素敵です。
晴れている日には、九州の与論島が見えるようですが、この日はあいにく若干曇りというか霧のようなものが出ていて、与論島は見ることができませんでした。
晴天の時に辺戸岬を訪れた方はとても運が良いと思います。
沖縄返還の記念碑も立っています。
この場所から九州の与論島を眺めては、早く祖国に返還されたいと沖縄の方々は思っていたのでしょうか?
こういう記念碑はそれはそれで歴史の爪痕として良いのですが、大自然を楽しむ側からすると、人工物があるところに少し残念感を感じてしまうのは、私だけでしょうか?
こんなものも置いてあります。
何かの記念碑(忘れてしまった・・・)なのですが、大自然の海や草を見た後に、こういうものを見ると、現実に引き戻されたような気持ちになりますね。
落ちてしまうと危ない場所には柵が設けてあるので、安心です。
ここで写真を撮っている方もたくさんいました。
やはり辺戸岬は最北端ということで有名なのか、途中の道路を走っていた車の数からは考えられないほど、観光客がたくさん訪れていました。
それほど広い場所ではないので、20分もあれば十分に回りきれると思うのですが、北部に行く際には記念に訪れてみるのも良い場所だと感じます。