台北では、台湾のグルメの代表格とも言える魯肉飯をたくさん食べました。
魯肉飯はすごく美味しくて、安くて、日本でも是非売って欲しいですよね。
意外なほどにお店によって味付けがかなり変わるので、自分好みの店を見つけられたら通ってしまいそうです。
私が食べた台湾の魯肉飯のお店をいくつか、個人的な趣味趣向を反映させたランキング形式で紹介します。
1位 MRT市政府駅近く「味家魯肉飯」
MRTの市政府駅の味家魯肉飯というお店の料理が絶品でした。
味家魯肉飯は松山文創園區と國父紀念館へ行く予定があった日に、近くに美味しい店はないかなと探していてたまたま見つけたお店です。
ここの魯肉飯は食べた瞬間に「美味しい!」と思わず言葉が出てしまい、一緒に食べていた母も満面の笑顔になる程美味しかったです。
その魯肉飯が上の写真です。小サイズで25元(1元3.8円計算で95円)、大サイズで40元(1元3.8円計算で152円)です。上の写真は小サイズですが、他のメニューも食べるのであれば小サイズで十分です。
ご飯の上に乗っているひき肉の味付けが絶品でした。マイルドで上品な味付けで、とにかく箸が進みます。横についている大根の漬物がピリ辛でこれもまた絶品でした。甘い魯肉飯とよく合うんですよね。この漬物だけでも別皿でおかわりが欲しいくらいの美味しさでした。
一緒に頼んだ空芯菜の炒め物30元(1元3.8円計算で114円)もニンニクが効いていて最高に美味しかったです。
どうもこのお店は野菜の上に乗っているひき肉のソースの味が絶品なようで、ビールがあればどれだけでも食べられそうなくらいの美味しさでした。
一緒に頼んだ卵、豆腐も各10元(1元3.8円計算で38円)も絶品。
さっきから絶品としか言っていないですが、そのくらい美味しいのです!
最後に紹介するこちら蛤仔鶏湯50元(1元3.8円計算で190円)がチキン、ハマグリ、生姜が入ったスープなのですが、生姜が好きなら絶対に頼んだ方が良いくらいの最高に美味しいスープです。
このスープを一口飲んだ瞬間にあまりの美味しさにテーブルを手で叩きそうになりました。一緒にいた母も「これは・・・」と絶句。スープの味をかみしめていました。
生姜がしっかりと強く効き、蛤の出汁もしっかり染み出し、美味しい以外の言葉が浮かばないほどです。冬に飲んだら体も温まって更に良いと思います。
この味家魯肉飯はかなりオススメなので、近くへ行った際には是非食べに行って欲しいお店です。
注意点としては、お店では日本語・英語通じません。手持ちのメニュー表もありません。あるメニューは壁の上にある大きめのメニュー表だけです。私たちがお店へ入った時も中国語が話せないということで、おばあさんが嫌そうな顔をしていました。そこは近くにいた日本に3年住んでいた台湾の男性が助けて注文までしてくれて助かりました。
もしこのお店に食べに行かれる際には、注文したい料理を紙に書いて伝えると良いと思います。
おばあさんは最後のお会計の時には笑顔でしたし、他のおばさん方も終始笑顔です。悪い人ではないので、是非食べに行って欲しいです。
2位 台北で一番有名かも?「黄記魯肉飯」
黄記魯肉飯は台北で「魯肉飯」と検索すると必ず出てくる有名店ですよね。
MRT中山國小駅の近くにあるのですが、MRT民櫂西路駅の近くのLucky One Hostelというドミトリーに泊まった時に食べに行きました。MRT民櫂西路駅から歩いても10分もかからないと思います。
黄記魯肉飯へ行ったのは夜の6時30分頃でした。
すでにたくさん並んでいる人がいましたが、この列はお弁当待ちの方々です。黄記魯肉飯は持ち帰りもできるのです。
外で伝票とペンを取り、中に入りますがすでに満席でした。さすが人気店ですね。しかし数分もしないうちに席が空いてラッキーでした。
店内は地元のお店の中では清潔ですし、店員さんも旅行客なれしているので、中国語が話せなくても大丈夫です。
伝票は上の写真です。地元のお店で何度も見ているメニューの字ばかりなので、注文するのに困りはしませんでした。
まずは魯肉飯の小サイズ30元(1元3.8円計算で114円)です。このお店の魯肉飯の小サイズは少し少なめなので女性でも一人1杯注文するのがオススメです。
この魯肉飯は上に乗っているタレがコッテリと癖がなく美味しかったです。香辛料が少なくて日本人の口に合いやすいと思います。日本人に人気のお店だというのも頷けます。
一緒に頼んだ滷蚕(煮卵)10元(1元3.8円計算で38円)も味がしっかりと染み込んでいて美味しいんです。卵大好きなので滷蚕は毎回頼みます。
一緒に頼んだ燙青菜35元(1元3.8円計算で133円)の野菜はレタスでした。茹でたレタスにかかっているタレが絶品です。ニンニクたっぷりに、旨味もしっかりなタレです。このタレ、家で作れないのかな〜なんて思ってしまいました。
一緒に頼んだ鱈魚丸湯30元(1元3.8円計算で114円)はしっかりと出汁の効いたスープにセロリが入っているのですがこれが合います。スープにはごま油のような香りもありました。鱈の身は毎回ながら台湾ならではの弾力のある身です。このスープもすごく美味しかったです。是非頼んでみてください。
二人で食べてお値段は全部で135元(1元3.8円計算で473円)。こんなに安いのに、これだけ美味しいんですから大満足です。
この黄記魯肉飯は八角があまり得意でない方にもオススメです。とても美味しいお店でした。是非食べに行って欲しいです。
3位 MRT龍山寺駅近く 四方阿九魯肉飯
MR龍山寺駅の近くにある龍山寺も観光スポットとしてとても有名です。その龍山寺から歩いて1分くらいの場所にあるのが四方阿九魯肉飯です。
このお店の魯肉飯もかなり美味しかったので、オススメです。
お店の行き方は簡単です。龍山寺の正面入り口を出て、ひたすら右側へ歩いていけば1分ほどで着きます。
お店の見た目は小綺麗なファストフード店のような見た目なので、入りやすいです。
入り口で伝票とペンを取ります。持ち帰りのお弁当用と店内で食べる用の伝票が分かれているので、注意が必要です。(上の写真は店内で食べる用の伝票です)
魯肉飯の小サイズ25元(1元3.8円計算で95円)です。
ご飯の上に癖のなくしっかりとした味のタレがかけられ、その上に鰹節のようなものがかかっています。この魯肉飯もかなり美味しいのでオススメです。
このお店は、魯肉飯も美味しいのですが、上の写真の魯肉乾板條35元(1元3.8円計算で133円)がかなり美味しいので、こちらを猛プッシュしたいです。
ニンニクの風味が効いていますし、添えられたパクチーも合います。パクチーは多くないので、あまり得意でない人もぜひ一緒に食べてみて欲しいです。台湾は麺も美味しいんだなと思わせてくれる1品です。
一緒に頼んだ魯白豆腐15元(1元3.8円計算で57円)も味が染み込んでいて美味です。
今回も卵を頼みました。魯蚕10元(1元3.8円計算で38円)、さらに筍絲25元(1元3.8円計算で95円)も美味しいです。筍絲はメンマをゆでたようなものに魯肉飯の上にかかっているようなタレがかかっているものです。
たくさん食べましたが二人で135元(1元3.8円計算で513円)という激安ぶりです。このお店もかなりオススメです。
4位 MRT西門駅近く 金峰魯肉飯
MRT西門駅の近くにある金峰魯肉飯も美味しいので、オススメのお店です。
昆明街沿いにあるお店で、看板は少し小さくてわかりやすいのですが、賑わっているお店ですし、お店の雰囲気が日本のお店のようなので入りやすいと思います。
店内はおしゃれで綺麗です。
上の写真がお店の入り口です。
イケメンのお兄さんが料理をしています。台湾の地元のお店は今までおばさんが店員さんをしているお店がほとんどだったので、このお店のように男性ばかりのスタッフがいるお店はすごく珍しく感じました。東京の少しオシャレなラーメン屋さんのようですね。
上の写真がメニュー表です。「ジャパニーズ」といえば、日本語のメニューが出てくるので、日本語でメニューを見たい方にはオススメです。
頼んだのは魯肉飯の小サイズ30元(1元3.8円計算で114円)です。このお店の魯肉飯は他のお店に比べると若干量は少なめです。そして上にかかっているタレが、他のお店に比べると脂身が少なく、かなりあっさりした食べ応えなのです。女性でも大サイズを食べられると思います。(個人的には脂身がたっぷりのっている魯肉飯の方が好きですが・・・)
味は若干香辛料の味はするものの、日本人好みの味だと思います。
滷蚕15元(1元3.8円計算で57円)は切って出してくれます。タレをつけやすいのでありがたいです。シェアするにも便利ですね。
上の写真は苦瓜排骨湯60元(1元3.8円計算で228円)です。
ゴーヤと豚肉が入っているのですが、スープに豚肉の味がしっかり染み出していてとっても美味しいです。ゴーヤも若干の苦味がありますが、日本のゴーヤよりも苦味が少ない気がします。それ以上にゴーヤが肉厚でほんのり苦くてホクホクでとっても美味しかったです。
苦瓜のスープは台湾ではオススメのスープです。こちらのお店のスープもとっても美味しかったです。
西門駅へ行く用事がある際は是非寄ってみてください。オススメです。
その他 大同區 圓環三元號魯肉飯
大同區にある圓環三元號魯肉飯へも行ってきました。
このお店はMRTの中山駅から徒歩10分程度、寧夏夜市の近くにあります。またStar Box Hostelや北門 ポッシュテル WOW(Beimen WOW Poshtel)から歩いても近いです。
行ったのは夕方の18時頃でしたが次から次へと入ってくるお客さん、食事を終えて出て行くお客さんで人気のお店でした。
やはり人気店は活気がありますね!
このお店は日本語のメニューがあるので、指差しだけで注文できて便利でした。
まずは定番の魯肉飯からです。こちら小が20元(1元3.8円計算で56円)です。
味は正直言って普通です。可もなく不可もなくでしょうか。普通に美味しいと言った印象でした。さすがの人気店だけあってハズレのない味ですね。
一緒に頼んだフカヒレ入りのスープは、どうやらお店の看板メニューのようでした。
フカヒレが入っているかは正直食べていてよく分からなかったのですが、中に入っている肉が一度上げて甘酢漬けにしたような味がしたので、スープ全体も甘酸っぱい味でした。
酢豚や甘酸っぱい味付けが好きな方にはオススメです。
こちらは1つ50元(1元3.8円計算だと190円)でした。
相席になった女性が食べていた排骨湯(唐揚げが入ったスープです)もどうやら美味しいらしいです。女性がオススメしてくれました。排骨湯も50元(1元3.8円計算だと190円)でした。次に行く機会があれば是非頼んでみたいです。
上が豆腐と昆布と煮卵のセットで30元(1元3.8円計算だと114円)で、こちらは人気があるからなのか作り置きをして冷蔵庫の中に置いてあります。
豆腐や卵は定番ですが、昆布が出てくるのは新しいなと感じました。
味も癖がなく美味しかったです。
その他 台北車站のフードコートにある定食屋さん
台北車站の2Fのフードコートにある定食屋さんでも一度、魯肉飯を食べました。
お店の名前を忘れてしまったのですが、下の写真がレシートです。
2つのメニューを頼みました。
140元(1元3.8円計算だと532円)で、牡蠣の入った卵とじと肉団子のスープと魯肉飯のセット。それに50元(1元3.8円計算で190円)で空芯菜炒めををつけました。合計190元(1元3.8円計算で722円)です。
下の写真がそれら全てを乗せた写真です。
左上の牡蠣の卵とじが正直言って微妙でした。
牡蠣の卵とじをさらにデンプンのようなもので閉じ込めてあるのですが、美味しいと思えず。上に乗っているソースも甘辛いですが、あまり美味ではありませんでした。
スープに入った肉団子は、中国圏でよく出会う硬い肉団子です。ゴムのような弾力で、日本の柔らかい肉団子を食べ慣れていると、「何が入っているのだろう?」と思いますが、味はいたって普通の肉団子です。
卵がのった魯肉飯と空芯菜炒めは普通でした。
まずいわけではないのですが、特に感動するほど美味しいわけでもなく、さらに駅のフードコートなので若干値段設定も高く、やはり市内に出て行って食べればよかったとちょっぴり後悔しました。
市内の地元の人が行くようなお店の方が美味しいような気がします。このお店は残念ながら今回の台北の魯肉飯の中で、個人ランキング最下位の魯肉飯でした。
他のお店へ行ったらまた追記する予定です。